商売を始めると、当然「収益化」することが目標とされます。
「収益化」できないものは、当然「ビジネス」として成立しません。
ぼくも、商売をしていると「収益化」のために、どんな「ニーズ」に応えたら、どれくらいの収益がでるのか、またそのためにいくらの支出が必要なのか、と考えます。
「ニーズ」に応えるのは当然のこと。
さて、今回は「ニーズに応えること」以外で、「収益化」するために必要なことを、時代を遡って「江戸の商い」から見てみます。
今のようにテクノロジーが発展しているわけでもなく、人間の「純粋な商い」として、本質を見ることができます。
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「収益化」に必要なことは【江戸の商いに学ぶ】
「江戸の商売」で大切にされていたものとは。
結論から言うと、「人と人との信頼関係」です。
「信頼」は現代のビジネスでもとても大切なものですね。昔の人は、それを「商いする上で一番大事なもの」と考えていました。
「江戸商いの三法」とは
江戸時代の商売で、商人たちが守るべきだとされていたルールを「江戸商いの三法」と言います。
「江戸商いの三法」とは以下のようなものでした。
徳利物(とっくりもの)の法
商人たちは、「不良品」を売りつけたり、「虚偽」の情報を広めたりするような悪質な商売をしてはならないというルールです。
これは、現代の日本のビジネスでも「収益化」を目指すためには、とても大事にされています。
現在、お酒を飲むときに使う「とっくり」は、江戸時代は商品の品質を確かめるための「試飲用のボトル」の役割を持っていました。
消費者を保護するために「徳利物」を提供して、品質の保証をアピールしてました。
外国の商売では、平気で「ニセモノ」と言われる品物を売るような取引がされていたり、「ウソの情報」を流して、人を誘導するようなことも、まだ多く見られます。
日本のビジネスでは、人を欺くようなことをして「収益」をあげることは好まれない。それどころか、そんなことをすると逆に信用を落として「廃業」への道を進んでしまいます。
江戸の商人たちは、「誠実で品質の良い商品を提供する」ことを第一に目指しました。
それによって人々の『信頼』を得ることが、大事だと考えられていたのです。
安中請け(あんなかうけ)の法
江戸商人は、自分たちが取り扱う商品の「価格」を公平に決めていました。
人々の生活の必需品の価格を「吊り上げて」販売したり、品物を極端に安く「仕入れ」たりすることは、良しとされていませんでした。
「安中請け」は、信州安中藩の商人と農民の取引に制定された「公正価格取引」に関するルールでした。
これによって、商人と農民との取引は円滑に行われ、商人たちも安心して買い付けをすることができました。
価格の透明性は、不当な取引をなくし、消費者を保護することにもつながります。
元々、高価な品物や、希少な品物は別ですが、それ以外の暮らしに必要なものは、常に適正な価格をつけるように努めました。
このことからも、江戸商人が、人々からの『信頼』を大事にしていたことがうかがえます。
極力人を調える法
人をととのえること。
商人たちは、「人との関係」を非常に大切にしていました。これも現代ビジネスでは同じことが言えるでしょう。
人間関係が良好か否かによって、相手の反応はまったく変わります。
見ず知らずの人や、一見のお客さん、また話したことのない同業者など。
初めて出会う人をお互いが警戒するのは、人として当然の反応です。
人と人との関係を大切にする。
顧客や仕入れ先、商売仲間との良好な関係を築くこと。
これは、ビジネスにとって非常に重要なこと。
さらに驚くことには、江戸商人たちは、お互いの技術や情報を共有し、互いに発展することを目指していました。
現代では、競合他社の動向に目を向けて互いを警戒しあうような関係性が多くなっています。さらには、互いの技術を奪い合ったり、激しい価格競争により、顧客確保のための争奪戦が繰り広げられたりしています。
江戸商法では、商売の「本質」が大事にされていました。
「収益化」だけでなく、商売の「目的」が明らかにされてるように感じます。
「収益化」に必要なことは【江戸の商いに学ぶ】まとめ
「江戸の商い三法」は、江戸時代の商業で、「健全な商売」を行うための指針となっていました。
商人たちが、自分たちのビジネスで「社会的責任」を果たすことを目指していたことがうかがえますね。
現代のビジネスでも、人々からの「信頼」というのは、一番大事なものだと感じます。
「信頼」を得て、「長期的」な事業展開をすること。
これこそが、あなたが商売をする上で目指したいところではないでしょうか。
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